香辛料2

香辛料による効能
現在、日本の医療には漢方薬やハーブといった自然の力から作られた薬などが注目されています。香辛料は、現在注目されている漢方薬やハーブといった自然から取れたスパイスなのです。要するには、美味しい料理も作れて、体に負担をかけずに健康な効果を得られる一石二鳥な調味料なのです。しかし、基本的に香辛料は使うにしても少ししか使わないので、一度の使用で大きな健康効果を得ることはできませんが、継続的に少量ずつ摂取していくと、気づかないかもしれませんが確実に良好な健康状態を維持することができます。
香辛料を使って健康になるのであれば、少量ずつを摂取していくのが一番良いのですが、カレーやキムチのように、複数の香辛料を少量でも複数使った料理などの場合には、比較的にすぐに香辛料による効果を得ることはできるのですが、そういった料理を毎日大量に食べることはおすすめできません。飽きの問題もありますが、もし辛いものばかり食べていると、体の別の部分に問題が出てくる場合がありますので、香辛料から、漢方やハーブのような効果を得たい場合には、少量を継続的に摂取することをオススメします。

香辛料の豆知識
現在、香辛料はレストランやカレー専門店などの飲食店以外の数多くの一般家庭でも極普通に使われる調味料の1種として扱われています。しかし、現在では当たり前のように使われている香辛料ですが、昔の日本人にとって香辛料は、とても馴染みのない調味料でした。当然、馴染みがないのですから、需要もありませんでした。
かといって、日本にまったく香辛料が伝わっていなかったわけでもなく、古事記に香辛料に関して書かれた記述が残されており、754年に日本への渡海に5回の失敗を乗り越えてやってきた鑑真が持ってきた胡椒が残っているともいわれています。このように、昔から香辛料の存在は知られていたものの、日本人はあまり香辛料を必要としませんでした。
それから香辛料が注目を集め始めたのは、諸外国の料理が日本に入ってくるようになったつい最近のことなのです。香辛料の存在が広く浸透した理由は、ターメリックやクミン、唐辛子などの多くの香辛料を使ったカレーでした。それからは、イタリアンブーム、エスニックブーム、そして韓国ブームで一気に香辛料の需要は伸びてきました。しかし、日本の香辛料の歴史はまだまだ浅いといっていいでしょう。
料理のジャンルは流行り廃りがあっても、香辛料には流行りも廃れもありません。これを気に、あなたも香辛料上手く使いこなせるようになりませんか?

香辛料と相性の良い食材
無限大といっては少々大げさではありますが、ほとんど無限大と言ってもいい香辛料の使い方ですが、それと同様に、食材との相性も香辛料によって変わってきますし、使い方によっても変わってきます。しかし、すべての香辛料が、すべての食材とマッチするというわけではありません。香辛料には、それぞれ特徴があり、相性の良い食材と悪い食材があります。その香辛料と食材の相性の良し悪しをしっかりと見極めて香辛料を使い分けられるようになったら、料理上級者といえるのではないでしょうか?
因みに、具体的な香辛料の使い方の違いというのは、香辛料をそのまま野菜や肉などの食材にふりかけて食べても、イマイチの味と風味にしかなりませんが、香辛料を使って作ったドレッシングやソースなどをかけて食べた方が断然おいしい時がありますよね?もちろん、この逆も然りですが、食材を炒める前にふりかけた方が美味しかったり、逆に出来上がってからふりかけた方が美味しかったりなどなど、こういった使う場面などのことです。