喪服

しょっちゅう着ることはないけれど、1着は持っておく必要があるのが喪服です。若い頃は、特に喪服は必要ないと思って、持っていない人もいるかもしれません。大学生くらいまでであれば、自分の家にあるでしょうから借りることも可能です。ですが、社会人になると、いつどんなときに喪服が必要になるかわかりません。こういうことは突然ですからね。そんなときに備えて、1着は喪服を用意しておきたいものです。


喪服とは?
現代では、喪服を着るのは喪主やその家族だけでなく、参列者も着るのが常識です。昔は、喪服の色は白で着るのも遺族だけだったのです。現在のように喪服が黒になったのは明治時代からで、参列者も喪服を着るようになったのは、大正時代の終わりから昭和初期といわれています。喪服は故人をしのび、悲しみ、祈る、喪に服す期間に着る礼服のことです。ブラックフォーマルとも言われています。今では通夜と葬式のときのみに着て、それ以外の喪中期間に、喪服を着ることはほとんどありません。喪服には正装と略式がありますが、近親者でない限りは略式が増えてきています。